くう

のみとり侍のくうのレビュー・感想・評価

のみとり侍(2018年製作の映画)
3.0
阿部ちゃんが風呂実況の代わりに性の手ほどきをメチャメチャ実況解説する(笑)

田沼意次の重商政策の中、さまざまな手立てで金を稼ぐ人々が生まれ、その1つである「猫の蚤取り」業が描かれる。田沼時代の市井の人々描写は寛政の改革への過渡期と併せて興味深い。

「殿のいうまま」の生真面目な長岡藩士・小林が殿の言うまま蚤取り業に邁進していく前半は面白い。トヨエツの何という色気。いやぁ……二階から呼んじゃうよね(笑)

斉藤工さんの最近には珍しい真面目純真好青年も良かった!やっぱりカッコいい!

しかし、ストーリー全体の政治的問題と主人公の置かれた環境との絡みがちょっと理解しづらい。正直、最後まで長岡藩主がどういうつもりでアア命令してアアいう結末に落ちたのか、馬鹿殿なのか賢殿なのか、結局、小林は藩内でどういう扱いだったのかよく分からない。

特にラストは、うん?え?どこから入って来たの?とか、あなたは結局そこに戻るの?とか色々な疑問符を抱えたまま「時代劇だし、まっいっか」と飲みこんだのだった。

映画の中で生き生きと、コスプレではなく、江戸が描かれている雰囲気は好きです。