つるみん

マルリナの明日/殺人者マルリナのつるみんのレビュー・感想・評価

3.5
【首をもってこい】

夫と子を亡くした1人の女性。そんな彼女に襲いかかる7人の強盗団。しかし圧倒的な強さで倒し、正当防衛だと証明する為に警察署へ向かおうとするロードムービー。

インドネシア産の西部劇はどうやら〝ナシゴレン・ウエスタン〟と言うらしい。(本作のポスター曰く)
マカロニウエスタン風のバックミュージック、切れ味鋭い長いナタ、そして灼熱の果てしない荒野。材料はこれ以上に必要なものはないというくらいに揃ってあって、あとはどのように調理するか。

本作、会話劇が少ないのが特徴。退屈になるのも、それを僻地感があって雰囲気が出てると感じるのも紙一重な気がする。個人的には緩急をつける為、もう一発くらい斬首シーンが欲しかったなと。若干の物足りなさを感じた。

ただ首無し楽器弾き亡霊野郎のインパクトはかなり強い。
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