暴言を吐いたら、殴られた。
侮辱されたから、仕返しした。
人種の異なる他愛無い男達の喧嘩は裁判に発展。
やがては磁場のようにあらゆる人物や集団を引き寄せてしまい、遂には政治的なトピックへと変貌する…
静かな涙が流れ続けた。歴史的背景など理解し切れない部分もあったけど。深い悲しみを抱える人間同士のドラマとして心に響いた。理解し合える筈なのにお互いが背負っている背景がそれを許さない。異なる宗教や人種…
>>続きを読む本当に些細ないざこざから、民族全体、国を巻き込んだ大問題に発展するという展開。
大げさでもなんでもなく、様々な思惑が入り乱れ、鑑賞者の予想もつかない展開に全く無理なくたどり着くのは見事です。
争…
ダイバーシティが騒がれる昨今ですが…
そもそも国籍とか宗教とか一括りで人を判断出来ないし、したらいけない。
宗教、政治、愛国心に熱心なのは結構なことだけど、そこに該当しない誰かを傷つけて排除して良い…
レバノンにおける「イスラエルから迫害され難民となったパレスチナ人」と、「パレスチナ難民を毛嫌いし排斥したがるレバノン人」のほんの些細な諍いが法廷闘争へと発展し、国家・民族絡みの「黒い歴史」が暴かれる…
>>続きを読むこれは重厚な作品。
単なる法廷モノの「無罪か有罪か」ではなく、両人の感情の機微に触れながら、視聴者に変節を促す秀作。
最初の感情と、サワリ以降の感情の変化に驚く。
イスラエル、レバノン、マロン…
中東情勢に疎い日本人にはわかりにくい点も多少あったけれど、異文化異宗教の人々が同じ生活圏で共存する難しさと、軋轢の解消に向けての希望を描いた良いお話でした。日本や米国ともまた細かい点でいろいろ異なる…
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