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判決、ふたつの希望のmikeのレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
3.0
2人のささいな諍いが、国家/民族/宗教/政治(&親子)の代理戦争へと発展していき、お互いの古傷をも暴いていく展開は巧みで、お互いの心情の変化や着地の見せ方もていねいで良かった。

ただ、本筋ではないとは理解しつつも、トニーの妻と娘への対応がずっと自分の中でしこりとして残ってしまった。「個人」と「属性」について並行して描いている作品だからこそ、人としての本分の部分が気になってしまった。
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