のこ

判決、ふたつの希望ののこのレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
4.7
ひじょうに奥が深く ラストの判決がどうなるのか?
心配しながら見入ってしまった!

裁判とは別にこの二人の蟠りもちゃんと上手く片を付けるやり返しパンチシーンがあり、
終盤の~車のエンジンがかからず困っているヤーセルをハンナがその状態をバックミラー越しで見て、すぐに戻って来てボンネットを開けて修理し,助けるシーンも
良心に従い微笑ましく~歴史の痛みを忘れさせてくれる 双方心が通ったシーンで感動!

歴史は変えることはできないけど お互いに理解して前に向かって生きて行こうとする、
世界平和を願う監督のレバノンでの実態を基に作られた
観て良かった素晴らしい作品!

女性裁判官 そしてヤーセルについた女性弁護士も素敵!
見応えたっぷり!
レバノンとパレスチナ難民の関係性を知らなくても この映画を通して知ることができる。
是非 劇場で人間の良心を感じて頂ければと思いながら😊
今年最高の作品候補に!
あらすじ
レバノンの首都ベイルート
住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人のヤーセル(カメル・エル・バシャ)と、キリスト教徒のレバノン人男性トニー・ハンナ(アデル・カラム)が、アパートのバルコニーからの水漏れをめぐって諍いを起こす。
このとき両者の間に起きたある侮辱的な言動をきっかけに対立は法廷へ持ち込まれる。
やがて両者の弁護士が激烈な論戦を繰り広げられ この裁判に飛びついたメディアが両陣営の衝突を大々的に報じたことから裁判は巨大な政治問題となり、レバノン全土を震撼させる騒乱へと発展していく
のこ

のこ