ラッコの人

判決、ふたつの希望のラッコの人のレビュー・感想・評価

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)
4.5
まさに息をもつかせぬ法廷劇。
センシティブな問題を扱っていながら大胆かつ人間味あふれるドラマに仕上がっている点に感動した。
一見レバノンという国に特有の話にも見えるが(勿論そこでの宗教的・政治的対立は根が深いのだけれど)そうではない、と我々に警告しているかのよう。
程度の差はあれ、これは人が生きている限りどこでも起こりうること、どこかで今も起こっていることなのだ。
それを諦めず乗り越えていくという希望を、説教臭さなしに描ききったのが凄い。