たった一言の罵倒、たった一言謝れないだけで、こんなことになるなんて。
でも、罵倒したトニー側の過去が明かされていきながら迎えるラストは、"許し合う"という人間にとって最も気高い感情が溢れてた。
傷付けあって憎み合っていてはいつまでも終わらないし許し合わないといけないけど、もし自分が難民の経験をしたり家族友人を人種差別などで理不尽に殺されたら、そんな簡単には許せないだろう。
ひとにはそれぞれの過去・歴史があることをいつも忘れず、仮に理解も許しもその時はすぐにできなくとも、愛と思いやりと想像力を養って生きてたい。
悪いのは個人ではなく、そうなってしまった社会構造や歴史の流れに原因がある。
トニーが大統領に向かって公僕だって言うシーンが最高。