ねぎお

グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブルのねぎおのレビュー・感想・評価

3.5
ジャンコクトーの詩の一節がお気に入りで、タトゥーが彫られているそう。それが「バウンド トゥ インポッシブル」不可能への挑戦。

このドキュメンタリーはグザヴィエドランという人物への理解の助けになりました。叔母が映画評論家で、ある種の英才教育を受けたわけですね。様々ないい作品をたくさん見せられた。そして叔母の一言が印象に残りました。
「彼はそのショットを全て覚えていた」
(違っていたらすみません)

本人はフランシスコッポラから「真似しろ。盗め。あなたが盗まれる日まで」とアドバイスを受けたようですね。

ただこれ、全ての芸術は模倣からとはいえ、それが出来るのは才能です。その本質を見抜き、抽出するのってセンスというか、抜けた感性あってこその技かと思います。そこが確認できました。

また、彼の描く世界って相当自身の歴史において虐げられ続けたことが背景にあると思いますが、今後、これまで扱ったことがないところにチャレンジした時が、あらためて彼の真価が問われる時でしょうね。当初からのテーマって彼の中でもそろそろ描ききった感あるんじゃないですかね。
頑張って欲しいですね。