「僕は一年も映画を撮らなかったら死ぬんだ」
本当にお勉強になるドキュメンタリーでした。大好きなドランのドキュメントなんで内容いくら悪くたって星4位上は確実なんですが…(内容も素晴らしかったです)
17歳から映画を作り始め、19歳でカンヌデビュー。なんだか才能任せで荒削りなのかなぁと思ってました。10年もしたら消えちゃうんじゃいかなぁなんて。でもそんなことなかった。本当に映画が好きで、生きる理由で、そして何より自分の弱点を理解している。才能に溺れず他人の意見を受け入れる。アーティストとしても人間としても成熟し過ぎてますね。
衣装を決めるために片っ端からファッション誌を読んだり、過去の映画を観まくったり、好きじゃなきゃできませんもんね。制作の全てに携わり、納得するまでやり通す、素晴らしい…
ドランが言ってた印象的な言葉です。
「人間誰しも実世界の悲惨な部分を表現した映画を観ようと思わないだろ？惨めで辛くて暗い話なんてスクリーンで見なくてもいいんだ。結局映画の中の話だろって言われても気にしないよ。だって映画なんだから。だから僕はカラフルで明るくて、そして何より自分が伝えたいことを描くんだ。映画だからね。」
彼はLGBTQなどの内容を映画に取り入れますが、決して暗い気持ちにはなりませんよね。彼の制作へのポリシーがそうさせてるんでしょう。
ぜひぜひ
