風来坊

サバイバー: 生きるに値するもの/ラスト・サバイバーの風来坊のレビュー・感想・評価

2.0
文明が崩壊した未来。暗い世界で必死に生き延びる人達が、ある日によそ者を仕方なく隠れ家に迎え入れるが、これをきっかけにコミュニティに危険が襲いかかる。SFスリラー作品。

ルーマニアとの合作らしいが珍しいアラブ首長国連邦の映画で初めて観たかも知れない。
所謂ストレンジャー物なのだが、まあ面白くない…。これまで警戒心マックスで生き延びて来れた筈なのに、よそ者は怪しさプンプンなのにあっさり迎え入れてしまう。

その後は予想通りの展開で特に盛り上がりもせず…。グロ描写がキツめなのと、女性陣の最期がエグいのはインパクト大。
ラストは捻りを効かせたようだが、モヤモヤするだけで効果があったようには思えません…。

インド映画やエジプト映画のように目立つ特徴がなく、アメリカのB級スリラーの物真似でこれがアラブ首長国連邦の映画だという物を感じません。
神がどうたらこうたらの話になるとキリストではない神が出てくる位しか特徴がない。

スリラー作としてある程度のレベルではあるので面白く感じる人もいるかも知れません。私はよく考えれば対処出来る事を、無理やりに惨事にしているようで面白く感じませんでした。

最後に一言
「危険をわざわざ迎え入れるタイプ」
風来坊

風来坊