ShinichiAndo

悲しみに、こんにちはのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)
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まだ靴ひもも上手く結べない年頃なのに、どうしようもない痛みや孤独を抱えたまま、カタルーニャの田舎で暮らすことになった少女。大人にならなければならない気持ちと、子供のままでいたい気持ちが、不安や困惑や混乱や恐れとなって映る眼差しが、とにかく切なく印象的だった。

また、そういった少女の孤独や混乱を、カタルーニャの光と自然が、(やさしくというより)ガッツリと包み込むようなところも良かった。自然と都会という意味では正反対だけど、「フロリダ・プロジェクト」を思い出したりもしました。
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