tetsu0615

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのtetsu0615のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いやーやっぱり面白かった!

エンドゲームの後、世界に起こった影響や混乱、そして"トニーが遺した物事"が物語の様々な場面に顔を出し、MCUならではの過去作との広がりを見せつつも、ピーターの少年として、ヒーローとしてのひと夏の冒険と成長をスパイダーマンならではのアクロバティックなアクションで綴るMCU最新作!

エンドゲームのその後、5年の隔たりの問題に世界が混乱しつつも、ピーターは"親愛なる隣人"として活動していた。そんな彼の楽しみは夏休みの旅行と気になるMJの存在。ヨーロッパ旅行で告白しようと計画していたが、ニックフューリーからの指令で"異次元からやってきた敵"と戦うことになり…

アバンタイトルでいきなりエレメンタルズとミステリオが登場。物語の波乱の展開を予感させる。
で、一方のスパイダーマン=ピーターは夏休みのヨーロッパ旅行の計画を立てることに夢中。MJとの仲を進展させたい彼はフューリーからの着信をスルーしてヨーロッパ旅行へ
いつ間にやらメイおばさんとお近づきになりたいハッピー笑
ていうかメイおばさんがピーターの活動に割りとノリノリ笑
その間にスパイダーマンとしての活動はしているものの、「次のアイアンマンは?」などという質問に目眩するなど"ヒーロー"としてトニーの存在が大きく彼に影を落としている模様。

(予告編でのアイアンスパイダーの活躍はオールカットだったなぁ…)

ヨーロッパ旅行に向かうものの、MJとなかなか近づけずヤキモキするピーターだったが、水のエレメンタルズの出現に遭遇する。ミステリオも駆けつけピーターも援護して退ける。
ヤキモキするピーターの青春してる感が良い。そしていつの間にやらクラスメイトとうまくいってるネッド笑
フューリーがミステリオ=ベックを紹介する形で今回の敵や別次元の話をしてくれるので分かりやすい造り。
旅行を楽しみたいピーターはユニフォームのことやスパイダーマンの居る場所とか理由をつけて免れようとするが、フューリーの策略で旅行先もユニフォームもコントロールされてしまう。
まだ高校生だもんねぇ…遊びたいし女の子の気も引きたいよねぇ…
大人のヒーローとしてピーターを導くミステリオ。ピーターも彼を信じる。

で、この辺で今作品のキーアイテムであるトニーのサングラス=イーディスが登場する。これはスタークインダストリーズの衛星にアクセスし諜報から襲撃までをコントロールできる代物(ピーターへの信頼が厚いとは言えとんでもない代物託したな…)

最後の一体である火のエレメンタルズとの戦いで自らを犠牲にしようとしても敵を打ち倒したミステリオを自分より相応しいヒーローと感じたピーターは彼にサングラスを託すのだが…

ここからよりネタバレ注意














原作ファンは想像していたと思うが、今作品のメインヴィランはミステリオである。ミステリオチームと言っても良いだろう。別次元から来たという話もデタラメ、エレメンタルズはすべてホログラムとドローンを使った演出など原作通りの特殊効果を操るヴィランであった。
そして、ベックやチームの一人はスタークインダストリーズの元社員という…(ここでもスタークさんは負の遺産があるんですねぇ…)

とんでもない失敗に気づいたピーターはフューリーへと報告しようとするものの、ミステリオの巧みなホログラムと言葉に惑わされ重症を負ってしまう。
ピーターが素直で良い子がゆえにこの巧みなペテンがより効果的にピーターに効く上に映画としてもビジュアル的に盛り上がる。
なんとか難を逃れたピーターはハッピーと連絡を取り、仲間を世界を救うため再び立ち上がる…
ここでのハッピーとピーターのやり取り、新スーツを作成するピーターを見つめるハッピーの眼差し、そして音楽は任せろと言ってからのback in black!(それをかけたのがジョンファブローというのもまた…good!)

ロンドンでの最終決戦、ドローンを次から次へと渡るスパイダーマンのアクロバティックな動き、ウェブを巧みな使った迎撃、スパイダーセンス(ムズムズ)を最大限に発揮したホログラムへの対処と見処は満載!!

最後にはお馴染みのニューヨークの街並みをスイングするスパイダーマン!






で、終わらないのがミステリオ
最後にとんでもない置き土産を残していた…
スパイダーマンを悪人として糾弾する編集のされた映像、そしてピーターの正体を明かすというとんでもない置き土産!
しかもそれを伝える編集長登場!!
と次作への期待をさせるエンドロール1

そして、まさかのまさかのエンドロール2!
フューリーもヒルもまさかの偽物!!
キャプテンマーベルで登場したアイツら!
どうりでフューリーが比較的ポンコツだったわけで…
で、本物は…宇宙!?
というフェイズ4もどうなるのか!
と期待させるエンディングになっている。


エンドゲームという壮大な物語のあと、大きな影響に影を落とす世界を重くなりすぎない身近な存在のスパイダーマンが恋に青春にヒーローに悩みながらも成長していく姿を描くアクションエンターテイメント!
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