喪失感の大きい「エンドゲーム」の後が陽性キャラのスパイディでホントに良かったよね。
５年というワープをあっさりスルーしてみせる気楽さ。トニーの死を引きずらず、ハイスクールライフを堪能しようとする等身大のヒーローに親近感しか湧かない。
地球人のスーパーヒーローでフェーズをしめくくり、何でもありになりそうなマーベルをもう一度身近な距離まで戻してる。
「アイアンマン」から「スパイダーマン」への継承がモノを通してだけじゃなく、成長することで精神的に受け継がれるということを明確にみせてくれた気がした。
マーベルは作品の質も高いけど、この辺のシリーズ構成が抜群に巧い。
ニューフェーズからマルチバースがキーワードになりそうなんだが、急カーブじゃなく緩やかにシフトチェンジさせる工夫。
そのつなぎ役としてもピータ・パーカーは最適なんですよね。
そしてこの作品から始まりとも言える作りになってるのだから、やっぱりスパイディで良かった。
そしてトム・ホランドのピーター最高！マリサ・トメイがなんか妖艶！(◎_◎;)
これからもマーベルを追い続けようと思わせてくれる作りに大満足でした。
