ヒーローというのは皆に応援されあなたがいればもう大丈夫だという安心感を与え、しかしその陰で悩み苦しみ正義とはヒーローとは何なのかを自問自答する日々を送っていて鬱々…というのが多かったと思う。それも良い。でも前作同様に鬱蒼とした空気はスパァンとぶった切ってくれているのが清々しすぎて◎
ということですっかりトムホ版スパイダーマンのファンだよ。
とてもとても楽しかったーーー！エンドゲームで大盛り上がりしたあとで大丈夫かな…？という心配は全く持って必要なかったね。
エンドゲームで最大級の感謝をしたけど今回もまあなんとも…ご褒美か何かかな。
このピーター・パーカーの主な悩みはスーパーヒーローとして…とかアイアンマンの意思を継いで…的なのもありつつ、おおかたMJとどうにかしていい感じになりたい！！！！というもので、もうやりとりがもどかしいったらなくてね。普通にアオハル映画としても◎だ。かわいい。
スパイダーマンといえばやきもきするようなラブ要素も大事だと思っているので今回のはもう早く手をつなぐなりチューするなりしなさいよ！ほら！というエールを送りまくってしまったよな…！
そしてなんといってもミステリオのジェイクが最高だった。
サイコパス役をやらせたら誰も勝てないよね。おおおおそうだよその目！その目！！！とぞくぞくしてしまいました。
このスパイダーマンにはアイアンマンがつきものだけど、よくも悪くもやはりアイアンマンが残した爪痕がありますね。しかしながら物語の中盤あたり、「とおおおおにいいいいいすたぁああああくうぅうぅうぅう！！！！！」と叫びだしそうになったのは私だけではないよね。ちょっと泣いちゃったよ。
新感覚スパイダーマンに仕上げつつも、ライミ版への敬意(？)も忘れておらず初期からみてる人にもちょううれしい映画になっている。そういうところ大好き。
映像も脚本も大満足だった。2Dでみたけどこれはアトラクションになってもいいよね。
