somaddesign

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのsomaddesignのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スターク、敵作りすぎ!

:::::::::::

いやはや面白かった!
「エンドゲーム」の後日談として最高!
1週間と開けずに2度見に行ってもた😆

トニー・スタークの正の遺産vs負の遺産て話でもあるし、スパイダーマンオリジンなヴィランの設定も正当な続編らしくて楽しい。ちゃんとスパイダーマンの対鏡の存在で、ピーター・パーカーと同じような頭脳/能力を持ちながらも、不幸な境遇のせいか怨嫉に囚われてダークサイドに堕ちてしまった悲しい奴だった。

監督は前作からの続投ジョン・ワッツ。子供が大人世界を覗いたばっかりに、大人にボコられる作品撮らせたた当代随一だと思う。前作がヒーローに憧れる無邪気な少年が背伸びしたものの、大人として負うべき責任や論理にボコられて自身の未熟さを知る物語だとしたら、今作は数々の戦いを経て今まさに大人への階段を自覚的に上らなければならない葛藤の物語だと思った。まさに新社会人へ向けての最後の旅行、修学旅行ってピッタリの舞台立てだ。

新キャラ・ミステリオのヒーロー然としたアホっぽいコスチュームなのも、後々意味が湧いてくるのも良かったし、「エンドゲーム」の流れでアイアンマンの影に囚われてるピーターが、次々幻影に苛まれるのも良い。
「アイアンマン」同様父を超える息子の話でもあるし、信頼してた人の裏切りにあう構図も似てる。ピーターが自立の時を迎えて大人の狡猾さと対峙して乗り越える話でもあって、MCU一時代の終わりと新時代の到来を告げるフェーズ3の締め括りにふさわしい出来。

ちょっと残念だったのは、ハッピーが飛行機でイーディスを操るピーターにアイアンマンを重ねて見ちゃうシーン(「アイアンマン」の監督が見守ってる訳でもあるし)だったり、BGMに「アイアンマン」の冒頭のBGM“AC/DC_Back In Black”を流して嫌が応にもアイアンマンが重なって見える。別にアイアンマンにならなくていいのに……と思ってしまった。彼なりに成長したヒーロー像を模索して欲しかったというか。
安直にノスタルジーを重ねてしまうオッサンらを笑うように「レッドツェッペリン最高!」って期待を裏切ってみせるピーター可愛い。

あと、トニー・スタークの野郎カジュアルに敵作りすぎ🤪
長年苦労した研究の成果にふざけた名前つけて一笑に付したら、そりゃ恨まれるでしょうよ。普段の唯我独尊ぷり含めて、ヤバ上司としてSNSで日常的に盛大に炎上してそう。アメコミヒーロー界で最も上司にしたくない人かも。
(思い返せば「アイアンマン」シリーズといい「エイジ・オブ・ウルトロン」といい、トニーが発端になってる件多すぎないか? 子供や市民に被害が出ないようにソコヴィア協定結んだのに、キャップ相手に選んだ助っ人がNYの子供ってどうかと思うし、アイアンマン1で軍事兵器開発から手を引いたハズなのに、ガンガン新兵器作ってる)


今更ながら、トム・ホランドが「スパイダーマン」よりずっと前にクリス・ヘムズワースと共演してたのを知る。「白鯨との戦い」がそうで、劇場で見たハズだけどトム・ホランド出てたのか!
ジェイク・ギレンホールのミステリオはサスガの出来。神秘性と狂気を行ったり来たりするし、頼れる兄のようでもあり、浅慮軽薄なお調子者に見える瞬間があったり。ミステリオの能力に通じるような掴み所のない、正体が知れなくて何企んでるか分からないキャラクターになってた!ヴァルチャーと違って、今後また出てくる可能性が薄いのが惜しまれる。


J.K.シモンズがサム・ライミ版からバースを超えてジェイムソンとして再登場。
サム・ライミ、アメスパ、スパイダーバース、PS4ゲームetc. と各媒体マルチバースをちょいちょい回収してってるようで嬉しい。次作ではいよいよレオパルドンが登場してくれないかなぁ。

追記)バース超えっちゅーか、MCUの繋がりでトムホ版スパイダーマンのハリントン先生。「インクレディブル・ハルク」でブルース・バナーにピザで買収された学生と同一人物とのこと。同じマーティン・スターが演じてたこともあって、長らく噂されたことだけど公式設定になった模様。懲りようどうかしてる!

63本目 65本目