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スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのRIOのレビュー・感想・評価

4.5
あの壮絶な戦いが終わり、高校生達も英雄達への哀悼を示す中、ピーターも残ったアベンジャーズメンバーとしてのプレッシャーと戦っていた。そんな折訪れた夏休み、ピーターは学力コンテストチームでのヨーロッパ旅行の最中に想いを寄せるMJへの告白を計画していた。しかし、楽しいはずの旅行が始まってすぐに水の怪物と対峙してしまい、それを救ってくれた謎のヒーローとの出会いからニック・フューリーまで現れ、彼はスパイダーマンとしての活動をせざるを得なくなってしまう。

待ちに待って、やっと昨日観てきました。
もう興奮しすぎてしんどいのですが…冒頭から普通に涙したし、あの曲で普通に泣く日が来るなんて。MCUが一区切りついたことを、大げさではない描写からさえ痛感してしまいました。
金ローでホムカミ再鑑賞したてホヤホヤなのでより再認識しましたが、スパイダーマンといえばかなり古くから日本でも馴染みあるメジャーなヒーローながら、アメコミ界の中ではご当地的な親近感と若くてフレッシュなヒーローとしての側面もあるため、トムホの幼い可愛さとMCUリブート版の青春感はいい改変だったなと思います。そう、今作は何と言ってもその青春感と、ピーターがヒーローとしての覚悟と向き合っていく様が最大の見どころでしたね!
そして、トレンドナイズされたヒロイン像が印象的なMJも多様性のあり方を嫌味なく指し示してくれて素晴らしいですし、何よりこの二人の身悶えするほど甘酸っぱい関係がもう…もうね…。心の中ではスタンディングオベーションしたいくらい最高でした。トムホとゼンデイヤ本人達もいいし、ずっと見ていたい可愛い二人です笑
周りを取り巻く同級生たちも前作に増してキャラ濃くなり愛しさも倍増です。青春ヒーロー劇のなんと楽しいことでしょう。

スパイダーマンが科学と密接に繋がっているヒーローであることに納得ができる敵、超常現象由来の脅威にも以前までのシリーズを想起させてくれて良かったです。「ツェッペリン最高!」も笑った。迫力満点の仕掛けがたっぷりの戦闘シーンは、このアトラクションが出来たら絶対楽しいなと思ってしまいました。
それにしても展開は驚きの連続で、特に後半は衝撃的な事実達に圧倒されポップコーンを食べる手も止まるほどでした。
これからもMCUが続いていくことに安心はしましたが、あまりにも気になるラストに次回作が待ちきれません!
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