TOMMY

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのTOMMYのレビュー・感想・評価

4.1
『トニーはよく迷っていた。だが君のことは迷わなかった!』

スパイダーマン新シリーズの第2弾であり、マーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ3の完結編。エンドゲームの後の締めくくりとなる今作。それだけに非常に楽しみにしていたが、、

トニースタークやキャプテンアメリカがいなくなった世界で、人々が次のHEROを求めている中、ピーターパーカーは今まで通り、「親愛なる隣人」としての立場を保とうとする。
まぁピーターからしたらまだ自分学生だし少しくらい羽目外させてよ!的な感じだよね。皆が放課後遊ぶ予定立ててる中で1人だけ部活に行く学生みたいな?

どの立場でも最初は新参者だけど、歳を重ねるにつれて上の人たちは引退していくし、自分の立場も上がっていく。そのままって訳には行かない。
でも、自分が変わるのはとっても勇気がいるし、しんどい事。それがピーターからしたら嫌なわけだ。それもニックに無理強いされるんだから。

そんな中で今回の敵キャラのアイツ。トニーをちょっと芋っぽくした感じの彼。彼がいいことを言ってた。『ピーターパーカーはどうしたいんだ?』って。何を決めるにも最終的には自分で決めなくちゃいけない。周りがなんと言おうが、決めるのは自分。

自分の求められる役割と、それに対する自らへの評価のギャップに苦しみながら、でも最後には自分を支えてくれる仲間、そして信頼して託してくれた上司に後押しされ、戦うことを決める。うん、めちゃくちゃ良いじゃん。すごいよく出来てる。

所々にキャップへの愛も感じられたし、学生ならではの淡い恋愛事情も見どころ。
MJは第1作では全然可愛く見えなかったけど、今作は可愛い。欠点があるって素晴らしい!

今後のMARVELも楽しみだ。
TOMMY

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