このレビューはネタバレを含みます
別れた夫婦の子に対する親権を巡るシーンから始まり、共同親権を元夫は勝ち取ります。
この映画は視聴者への感情操作がよくできていると思います。序盤から中盤にかけて、元夫の元妻に対するしっかりと会って話し合いをしたいという気持ちと
それに対して逃げている元妻の描写から元夫が正であるかのように映しています。
ただ、息子ジュリアンの様子がおかしい。ここがひっかかり映画へ目を釘付けにしてしまいました。
親権を巡るシーンで、裁判所側が元夫を信じてしまったように映画のストーリーとしてもそこを上手く表現しています。
一時の話し合いの場で決めなければいけないことではありますが、精査しなければ不運を生むと再提示しているこの映画は、メッセージ性を強く感じました。