みらい

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-のみらいのレビュー・感想・評価

4.0
【「映画」として観に行くか、「コードブルー」として観に行くかで評価が変わる作品なのかな】

劇場版という言葉の定義を考えさせられた作品。




①たしかに映画の中の起伏は穏やかだった。
スケール感としてはそこまで大きくなくて、小さな話が少しずつ出てくるタイプの作り方。だからドキドキハラハラ感が少なかったという人の意見もわかる。(そういった点では、ドラマの方が一つのフライトのスケールは大きいもんね)



②ドラマを見てるから感じる空気
「映画ファン」じゃなくて「コードブルーファン」だからこそわかる空気感があるよね。シーズン1からの10年を積み重ねた彼らの言葉だからこそ、その一つ一つに重みや尊さが滲むし、それを私達も感じられる。そんなセリフや表情がとても多かった。



評価が分かれるのもそーゆう要因があるのかもね。


【劇場版の定義】
「劇場版」といえばやっぱりドラマ版よりも、舞台のスケール感やスリルと感動の変化量を求める人が多いのはわかる。

でもこの映画は逆に、「劇場版になっても変わらない大切なこと」を伝えてくれたのかなって思うの。

この映画は、「映画だからこそ出来ること」の可能性を広げてくれた作品なんだなって感じました。



ほらプロポーズって素敵な景色が見えるいつも行かないような値段のお店でするでしょ?そんなイメージ。
「別に家でも良いじゃん?」「いやそーゆうことじゃないじゃん!」ってゆうイメージ。




監督やキャストの方々が、劇場版に込めた想いを感じた素敵な作品でした。
みらい

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