【光と影、みんなエイリアン】
夜、ほぼ人が通らない道路で、綺麗なお姉さんが寝ていたとして、その道を100人の男を順番に通らせた場合、一体何割がそのお姉さんを犯すという愚行を犯してしまうのだろうか…
(男1人でしたが、そういう描写があったので)
上映中に12人くらいは帰って行った。
という状況説明でどういう映画かわかると思います笑
冒頭からカーセックスをする男が写される。
ここでいうカーセックスとはカーの中でセックスするわけではない。
カー『と』セックスするのだ。
この時点で結構お察し感…
まあ、その理由はどうやら奥さんを亡くしてしまって、車を奥さんに変換してるみたいなのだが。
次に、メタボのオヤジの頭をぐちゃぐちゃに叩き割る若い情婦が出て来る。
この部分。頭の部分はうまく鏡で隠してある。
叩く音と、そのあとにベットに滲み出る血で状況がわかるという具合だ。
描写にはセンスを感じる。
そして、永遠ペチャクチャ喋るバンドの女子3人が出て来る。
そう。この映画は群像劇なのだ。
なのだが、あまりにも脈絡がない。
群像劇は最後収束する必要はない(収束する映画が多いのと、その方が面白かったりするから勘違いされがちだが…全部ガイリッチーのせい)ので、そこは別にいいのだが、さすがにバラバラ過ぎやしませんかね。
インドネシアの風景とか、自然美はいいのだけど、台詞も極限までカットしてあるから、睡魔も襲って来るとか来ないとか…
日本ではきっとこういう映画は作られない。
し、多分ウケない。
2017.10.30