Aika

ダンシング・ベートーヴェンのAikaのレビュー・感想・評価

3.7
今年の劇場納めはこの作品にしたいと前々から決めていた。

天才振付師モーリス・ベジャールによって振り付けされた、バレエで表現した第九交響曲。
21世紀史上最高傑作と呼ばれたこのステージが出来上がるまでのドキュメンタリー。

私はバレエに関しては全くの素人で専門的なことはわかりません。
けどとても同じ人間とは思えない身体やダンスに見惚れ、たった一度の舞台に自分の全てをかける情熱には感服することしかできなかった。
もはや努力することも一種の才能なのかと思ってしまうほど。

そして音楽を耳で味わうだけではなく、目で楽しむという新鮮さ。
第九を作曲したとき既に耳が聞こえなかったと言われるベートーヴェンが、この舞台を観たらなんと言っただろう…


私は舞台を観に行くことがとても好きです。記憶にしか残すことができないたった一度たった一瞬の煌めき。
でもそれに全てを賭ける熱意が伝わってくる舞台は、一生心に残るしその経験は財産になると思っています。
そしてこんなドキュメンタリーを観ると、ますます舞台への愛しさが増す。

この舞台のBlu-rayもアマゾンで無事発見できたので、もう生では観れないのは残念だけど近く購入しようと思います。
「愛と哀しみのボレロ」も久々に観たい!



ということで、今年も残り数時間。
今年は目標の100本を越え、130本ちょっと劇場で映画を観ることができました。
来年は大きな旅行もあるし少し減らすつもりですが、マイペースで観ながらここで記録も続けていこうと思います。
いつも拙いレビューを読んで頂き、イイネにコメントも本当にありがとうございます。皆さんのおかげで素晴らしい作品にたくさん出会えました。
また来年もよろしくお願いします(*´꒳`*)
Aika

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