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ダンシング・ベートーヴェンのnanaのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ベジャール振り付けの第九を上演するまでを追ったドキュメンタリー。
バレエの練習場面の凄さ、人間の身体や動きの美しさというバレエバックステージものの面白さに加えて2つのバレエ団の共演かつオーケストラにソロ歌手、合唱団と音楽面との融合も必要な特別な公演の大変さもあって見応えありました。客席からは見えない真上からのアングルは映画ならでは。

バレエ目的で見たのですが一番感動したのが指揮をするズービン・メータの表情。インタビューされた中で最も今の状況に危機感を抱いてただけあって気迫が伝わってきました。


進行役(芸術監督のジル・ロマンの娘)が序盤で問う「人類は皆兄弟と思いますか?」に作品全体で答えていく構成…と思ってたらラストそれを言葉にしちゃうのが?だった。言葉自体はすごくいい(希望は常に勝利である)んだけど、映画としてはどうかと感じた。
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