mimitakoyaki

ダンシング・ベートーヴェンのmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

4.3
バタバタしたりダラダラしたりで年末に観に行きそびれた本作、やっと観れました。

バレエの知識は全くありませんが、去年観たセルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリーにとても感動し、バレエの美しさに魅了されたし、クラッシック音楽も特に興味ないですが、子どもの頃に父親が第九のコンサートに何度も連れてってくれたせいか、第九は特別大好きで、年末に息子とコンサートにも行ったところです。

この作品は、モーリス・ベジャールのバレエ団が1964年から世界各地で踊ってきた伝説のステージ「第九交響曲」をベジャール亡き後に初めて東京で再演するまでを映したドキュメンタリーです。

ベートーベンの第九に合わせての踊りが素晴らしく、音楽のイメージにとてもマッチしていると思いました。
シラーの「歓喜の歌」にベートーベンが付けた音楽をバレエによって解釈し表現する。
振り付けや踊りが見事なのはもちろんのこと、肌の色、国籍、性別などの違いを超えて、みんなが繋がってひとつのものを作り上げる喜びや崇高さが伝わってきます。
歓喜の歌を、このような人々の融合、平和というテーマで捉えてバレエにしたということにとても感動しました。

バレエ団には世界各国のダンサーがいるのですが、日本人も大活躍です。
今回の舞台が東京であり、東京バレエ団と共演しているのがうれしくもありました。

第九って第1楽章のはじまりから第4楽章の終わりまでが全部素晴らしくて、一瞬たりとも退屈するところがないくらい、どの楽章もどのフレーズも大好きなんですが、そんな第九をダンサーの躍動とともに聴けるというのが嬉しすぎて、終始興奮してました。

東京公演までの道のりがメインなので、本番のステージは少しだけしか観れなかったので、たのむー!全部見せてくれーー!と叫びたい衝動に駆られますが、これはこれで十分に素晴らしく満足できました。

とても幸せな気持ちになりました。

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