Rosalie

共犯者たちのRosalieのレビュー・感想・評価

共犯者たち(2017年製作の映画)
4.0
沈黙せずに
闘い続けたことに意義がある。
そんな記者の言葉が
胸に迫りました。

舞台は韓国ですが、
日本とも
地続きのように
感じました。
決して
隣国での無関係な出来事とは
言えません。

繰り返し挿入される
デモの様子。
これだけ大勢の人が
意志をもって政治に
コミットしていることに
改めて韓国の人々の底力を感じます。

今年に5年という節目を迎える
セウォル号沈没事故。
社会の歪みが積み重なり
罪のない
前途ある若者たちの命を奪ったと
思うと、悲しくて仕方ありません。

傍観者になっていないか。
そんな風に自分のあり方を
省みる作品になりました。
民主主義は
人々の不断の努力によって
成し遂げられるものです。
その真理を
深く受け止める必要性を感じました。
Rosalie

Rosalie