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共犯者たちのOのレビュー・感想・評価

共犯者たち(2017年製作の映画)
3.7
韓国政府によるメディア弾圧の実態を描く。政権とマスコミが癒着したらどうなるか。メディアの役割とは。事態が悪化し起こってしまったのがセウォル号沈没事件。記者が怒りと使命感に突き動かされ直撃するも当の本人は本質に向き合おうとしていない様子が歯痒い。終着が見えない、後味の悪い現実が何とも生々しかった。
毎回思うけど市民一人ひとりが国を変えようとする力に圧倒される。

当時の記者の「あの時沈黙しなかったこと」という言葉が取り返しのつかないものに感じられ、忘れられない。

日韓関係の改善を願って行われた「ヘイトをぶっとばせ!」と題した上映企画。このタイミングを逃したらもう観れないと思っていたので大変感謝。
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