沖田監督のコメディセンスは相変わらず温かいユーモアで面白いんだけど、お年寄りに寄り添いすぎたテンポが少し退屈だった。まあそういう作品だから仕方ないんだけども。
謎めいたタライと宇宙人のシーン、宇宙人はモリの夢だったからまだわかるけど、タライに関しては急に一瞬だけ現実に引き戻されたような、ドリフの話をしてたとしてもなぜここだけコントにしたのか。まあ、映画にルールなんてないし急にタライが落ちてきたっていいじゃないってことなんだろうけど沖田監督の意図を聞きたい。
てか、客席が自分以外ほとんど年配の方ばかりで、これは新宿武蔵野館で観た『滝を見にいく』ぶりの現象だなと思いつつ、樹木希林の台詞や動きがあるたびに素直な笑いが起こりまくってて和まされた。