ねぎお

モリのいる場所のねぎおのレビュー・感想・評価

モリのいる場所(2018年製作の映画)
4.5
沖田監督映画好きなんですよ。
言わば塩で握ったおにぎり。食べてると「おっ」とちょっとだけ昆布があったりちょこっと梅に出会ったり。

前置きになる話します。

例えば先日の「空海」(のアクションシーン)とか「仁義なき」シリーズのように、動く対象物を撮影するのにカメラも一緒に動くと、臨場感は出るものの見ていてわからなくなりますよね。
逆に是枝監督の「幻の光」をはじめ基本静止しているものを静止して撮ったものを続けると眠くなります。
だからテレビ朝日の「ミュージックステーション」なんてオーソドックスですから、ダンスは静止して撮るとか、広めの画角で全体を見せるとか。バラードは動きのある絵や、ズームを使ったりしてますよね。

ただ基本ばかりじゃ面白くないから、深作さんはわちゃわちゃの後ストップモーションできちんと見せて解決したり、以降の是枝監督はじっとしているようでカメラをドリーしたりで飽きさせない工夫をされています。

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沖田監督の映画はじっとしてます。ともすると眠くなりがちですが、今作は効果音が目覚まし時計のようにアクセントになっている気がします。セリフも間を取るから集中して聞くことになり、また芸達者なみなさんがウィットに富んだこと喋るから断然面白い!
ところどころで家じゃない映像を入れたり、家の中もイマジナリーラインを越えるつなぎが大胆で面白かったです。物の配置がわかりやすいからこそでしたね。

今回はドリフネタと三上さんに大笑いさせてもらいました。

是非劇場でご覧いただきたいと強く願います。


〈備忘録〉
ラストのドローンは、なぜあんなに揺らいでいたのかが謎!