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モリのいる場所のnのレビュー・感想・評価

モリのいる場所(2018年製作の映画)
3.9
かまきり、とかげ、めだか、蟻、石ころ…熊谷守一の絵の世界に入り込んだようで、ひとつひとつ眺めているだけで楽しい。お庭が主役の映画。欲を言えば、猫がもっと出てきたら嬉しかったな。

浮世離れしているけど偏屈ではない、風格と愛嬌が同居する山崎努によるモリさんのポートレートも素晴らしく、全体的に丁寧な映画で良かったんだけど、三上博史のあれは完全に余計だった…。「天狗か仙人か」という雰囲気はファンタジー要素がなくたって十分表現できていたと思うので惜しい。
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