えびちゃん

モリのいる場所のえびちゃんのレビュー・感想・評価

モリのいる場所(2018年製作の映画)
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「これは何歳の子が書いたのですか?」
守一の絵をみた昭和天皇のこんな一言から始まる。

熊谷守一の人となりがよくわかる。
30年間常に庭の自然を観察していたモリ。
自然の描写を通じてモリがどれだけ深くそこにあるものを愛していたか伝わってきた。
笑えて、いい映画だな、って思った。

が…!!!
ドリフのくだりでタライを落とすシーンといきなりSF展開で宇宙人出てくるシーン…なんてことをしてくれたんだ。
淡々とした日常の描写はパターソンくらいの作品になっていたのではないか。邦画の限界というか。そのほかがよかっただけに本当に残念。
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