こた

とらわれて 閉じ込められたダダーブの難民のこたのレビュー・感想・評価

3.9
国連UNCHR 難民映画祭2017にて鑑賞。①作目


25年も難民キャンプに囚われる人生は、言葉では表せないだろう。
また難民キャンプは難民が外に出ることを許さない為、世間と隔離されていた。

それは町に出て就業する事で本来国民のものだった仕事を奪う事を政府が危惧しているからだった。

よって難民キャンプでは、キャンプのエリア内で配給を待つだけの生活なので、ただ生きるだけ、という印象を受けた。
第三国での移住が叶うまでには複雑な過程の選考を受けて、結果を待ち続けなければならない。その為、当たり前のように10数年もキャンプの中に囚われ、キャンプしか知らずに人生を送っていく。。


住む場所があって、働く事が出来る事がどれだけ自由なのか、どれだけ幸せなのか突きつけられた気がする。
お金、時間の使い方、もっと考えないといけないな、と。

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人道支援に関してアメリカは良くやっている印象を受けたが、アメリカ制作だったのね。それを加味しても、難民の方にとってアメリカは希望であることは事実だろう。
こうした世界情勢の中、日本はどうなっていくのだろう。
こた

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