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シリアからの叫び/シリアの悲痛な叫びのkyokoのレビュー・感想・評価

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己が統べる国の民に向かって、躊躇なく爆弾を落とすことができる人間がいる。テロリストと称された人々はただ自由を求めただけなのに。爆弾が投下された先には多くの子どもたちがいるのに。

今までシリアに関するドキュメンタリーは数多く観てきたけれど、その時知り得た情報は切り取られた一部にすぎない。
40年以上にも渡るシリアの独裁政治と内戦の歴史を改めて時系列で見ると、自分が生きてきた年月がそのまま人々が耐えてきた年月になるのだなと今さらながらに思う。

子どもが流す血と涙を観るのは本当に辛い。それでも耳かっぽじって彼らの叫びを聞き、命がけで発信した映像を目ん玉ひん剥いて観ないとダメだ。
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