インド映画257本目はカラン・ジョーハルの恋愛映画。
Space Boxの上映会にて。
前半のランビール・カプールのハマり具合にインド人の女性観客から感嘆の声が上がっていました。
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途中までは傑作の予感。
なのになんでああなるのか。
パキスタン人の歌も歌えるスター、ファワドさん(アヌシュカの夫役)への脅しに屈したのか(この頃はさほどの数ではなかったのではと思うが)、それとも大ヒット作を狙って無難にまとめたのか・・・
前半は素晴らしかった。ランビールの久々のはまり役。アヌシュカとのケミストリーもよく、美しいマダムのカムバックも大スターの一言も効いて。
なのにあれはないでしょう。
「カラン、逃げたな!」と多くのファンは思ったはず。
カラン・ジョーハル監督はどうか途中で諦めずこの路線で突っ走って欲しい。このテーマをきちんと描く能力があるのは多分インドでは彼が一番だと思うから。
大ヒット作しなくてもいいから面白いボリウッド映画をみたいと心から願います。(←ないものねだり?)
ラスト以外の難を言えば、マダムの扱いがイマイチだったこと。演じていたアイシュワリヤも物足りなかったのでは?
音楽は素晴らしかったです。ファワドさんは歌ってたのかしら?
ランビールの口パクのうまさも親譲り。リシ・カプールさんからの遺伝といって差し支えないかも。もちろん、彼は歌ってませんが・・・
(傑作になるのを諦めた恋愛映画 2018/5/26記 一部修正)