1960年代の英国領香港。
警察では汚職が蔓延し裏社会と繋がっていたことで市民を恐怖に陥れていた。
その時代に実在したマフィアのボス、ン・シックホーと香港警察のルイ・ロックの真の関係を描いた実録クライムドラマ。
ドニー・イェンとアンディ・ラウのアジアの2大スターの初共演と、1960年代の香港黒歴史を背景に描かれるワル同士の友情と確執は見応え十分だった。
R15＋の「究極の香港ノワール」に何度もびくつきながらだけど。😓
少し前に観たドニー・イェン主演の映画「イップ・マン」シリーズのイップ師匠からは想像も出来ないワル振りに、ずっと一緒に「イップ・マン」を観ていたはずのダンナが、同一人物とはなかなか気づかなかったらしい。😅
いやいや、映画を観る前にちゃんと説明したから。🤣
アンディ・ラウは1991年公開の「リー・ロック伝/大いなる野望」で演じたロック役を26年振りに再演だとか。
物語は香港マフィアと警察の癒着だけでなく、イギリス占領下のイギリス人の香港人に対する酷過ぎる差別、支配する側とされる側の関係がもたらす歪みも描かれていた。
現在の国家安全維持法を成立させた中国政府と、それに反発し抗議する香港市民のデモに対する香港警察の暴力で制圧しようとする姿勢に、60年の時を超えてシンクロしてしまうのは私だけか。😓
