悪霊302号室

ジョン・ウィック:パラベラムの悪霊302号室のレビュー・感想・評価

4.3
3作目にして色んな意味で色んな事が最も先鋭化された一作に感じた。
もうとにかくしつこいばかりのアクションアクション装填アクション。超楽しいです。
ひたすら戦いっ放しの2時間は最後までチョコたっぷりで超濃厚。終盤はやや冗長に感じる部分もあったが…。
アクションがすごい、と一口に言っても体張っててすごいのか、殺陣が凄いのか、撮り方がすごいのか、編集が凄いのか、色々あると思うんですが今作は全部入ってる。
勿論シリーズの持ち味銃のカスタムや弾薬装填、準備といったシークエンスを決してカットしないという"わかってる"カッコよさと説得力は健在です。
ハルベリーの贅沢な使い方にビビった。

反面、物語としては3作目なのに繋ぎ感がスゴい。断片的にジョナサンの生い立ちが語られつつもエモーショナルな部分は良い意味でも悪い意味でもかなり少なめ。
展開としてはかなり重大な意味を持つ事もやってたんだけど、如何せん頭には残りにくい。
この人このあとどうするの?とかそういうツッコミどころはご愛嬌。
こんだけ物凄い濃厚アクションをやり切っちゃって続編はどんなアプローチで来るのかもハードルが上がるようでかなり期待しちゃう。
悪霊302号室

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