ベべべっち

ジョン・ウィック:パラベラムのベべべっちのレビュー・感想・評価

4.4
キアヌのサービスが良すぎる…!

個人的に、日本では同時公開のジョーカーより断然こっちの方がお気に入り。
本フー、犬フー、馬フー…
もうなんでもアリで最高。

とにかくファンサービスが半端ない。
もっと楽をしてカッコつけても良さそうなところを、様々なバリエーションを駆使した戦い方で楽しませてくれる。
もっと銃やナイフなどの武器に頼ったり、そんなにボコボコにされなくてもいいのに…。

ジョン・ウィックは生き残るよりも、こちらに笑いを届ける事に集中してくれたようで、もうホント感謝しかない。


ストーリーは前作のそのままの続きから始まる。
これまでは復讐の為に暴れまくっていたジョン・ウィックだけど、今回は自分が生きる為に大暴れ。
ひたすら暴れまくりで、その中でシュールな笑いをぶっ込んでくる。

もちろん、アクションも文句なし。
キアヌとハル・ベリーの50代コンビ(ワンちゃんも!)の戦闘シーンがお気に入り。
長回しのカット、オシャレなカメラアングル、犬の使い方…どれもが素晴らしい。
『悪女』を彷彿とさせるバイクチェイスも最高。

出てくるキャストもとにかく豪華。
一瞬しか出てこなかったけど、「え?もしかして今のはキアヌの師匠?」
と思ってたら、本当にそうだった。笑
シラット使いのおっさんシノビ二人組も、どこか憎めない奴らで良かった〜。


アクションに目が行きがちだけど、イチイチ美しい芸術的なセットもこの映画の魅力のひとつ。
特にコンチネンタル・ホテル内がホントにオシャレで綺麗。



あの裁定人が憎たらしいすぎる…