「にんじゃりばんばんが頭から離れない映画」
とにかく凄かった。マッドマックス怒りのデスロードを観た時と似たような衝撃でした。追われまくって殺しまくって、また戻ってきて裏切って、物語の進行がどうなってるか分からないのにビジュアルだけでも魅せるわ魅せるわ。このシリーズ、回を追う毎にカオスっぷりが増してますね。しかし話の筋はきちんと通してるからキャラだけ逸脱する事もなく説得力がある近年では珍しいシリーズものですね。
しかも設定が聖域やら裁定人やら首長やら、図書館や劇場やホームレスのたまり場が秘密組織とか、もうetc…厨二全開で昔こんな組織図考えてた！って人多いと思います！笑
でもR15!? Ｒ18で良いような…
この映画の見どころはまあキアヌリーヴスのガンカタもそうなんですが、やっぱり戦いのシチュエーションがそれぞれ違って、殺し方もニ工夫、三工夫されてる所ですね。長回し使ったりやたらカット割いれたり、蛍光色やガラスが多い場所では派手な破壊を繰り返し、薄暗い路地では手際良く殺すなど。まあ飽きないですね。
そして忘れてはいけないのが胡散臭い日本人のアサシンを演じた、若き日の伊武雅刀にも少し似ているマークダカスコスさんです。もちろんちょろちょろ日本語もしゃべりますが、何を言っているのかさっぱりなくらいのレベルです。でもこいつがまた強いんですよ〜案外礼儀はしっかりしてるし。
な感じでキアヌリーヴスの復活は大成功という事で、これ続編きますね。5作品くらいは作ってほしいなあ。
ちなみに私、今作を新文芸坐でフットザビギニングと一緒に観ました。もう弾や矢羽の雨あられでこんな併映の仕方をもっと望みます！
