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ジョン・ウィック:パラベラムのさんぴんのレビュー・感想・評価

4.0
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#映画備忘録 #20200307
#ジョンウィックパラベラム
監督/チャド・スタエルスキ
脚本/デレク・コルスタット
脚本/シェイ・ハッテン
脚本/クリス・コリンズ
脚本/マーク・エイブラムス
#JohnWickChapter3Parabellum
2019/アメリカ/131分
#Amazonレンタル
#映画部 #映画好きな人と繋がりたい
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シリーズ3作目。
前作で、殺し禁止の殺し屋の聖域
ホテルコンチネンタルで殺しを
やったがために、1400万ドルの
懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から
狙われることとなったジョンウィックの
死闘が永遠続く本作。
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すごく楽しかったです!
まず冒頭からアクションの連続。
街中どこに逃げても殺し屋が居て
どこでも戦闘開始。
まず図書館での本を使ったバトルも
なかなかに新鮮味があって楽しい!
からの次の戦いでのナイフ合戦。
とにかくナイフを投げて投げられの
連続でジョンも敵もあたふたするのが
もはやスラップスティックなコメディで
見てて笑えるし楽しいし絶頂。
ジョンウィックといえば、で有名な
ナイフをゆっくり刺していく場面。
刺されまいと抵抗する敵に対して
そのナイフを徐々に刺していくジョン。
やだねー、けど笑えるねー。
しかもこの場面では1番刺されたくない
場所をゆっくり刺されるんですよ。
振り切っててもう面白い。
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そして馬バトルからの馬チェイス。
馬の後脚キックを武器として使う場面。
監督のチャドさんが、スタントマンを
やってた時代に実際に馬に蹴られた
ことをヒントに思いついた場面。
馬と人の距離はいじってるけど
実際に馬の後ろにスタントマンが
立って撮影したんですって。
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動物との共闘といえば、中盤で
やってくるハル・ベリーとのタッグ戦。
ハル・ベリーの犬がまあ強いの。
しかも噛み付く場所がね。もう笑
執拗なまでの金的攻撃。
絶対にやだわ大型犬に噛まれるなんて。
でもそこももはやコメディに
なってて最高に面白いです。
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世界中から狙われるということで
まあ全編アクション。シリーズの
過去作と変わらず近接戦闘は最高。
センターアクシスリロックシステムと
ロシアン護身術のシステマを融合
させた戦闘はやっぱり最高。
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アクションのみならず、今作も
意図的な赤と青を強調した色調の
撮り方だったり、夜が艶やかだったり。
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ラストの首席連合の部隊との戦いも
やっぱりコメディが入ってて楽しい。
防弾チョッキも撃ち抜く弾って
渡されたやつが全く撃ち抜けなくて
ジョンがキレてる所とか、過去作を
通しても1番ウィットに富んだ場面。
ショットガンのリロードも、撃って
隠れてリロードの流れが綺麗過ぎて
もはやダンスみたい見えるから!
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笑えると言ったら、この世界は
ほんとに殺し屋しかいないのかって
ツッコミ入れたくなる笑
街中で撃ち合いしても警察は来ないし
人が沢山いる駅で人が殺されても
周りは気づかないし見てない。
血だらけで走っても誰も見てないし。
ジョンのことを見てるのは殺し屋
だけで、ジョンにはもう味方がいなくて
孤立してるように見えていいんだけどね。
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我らの宇多丸師匠がチャド監督に
インタビューしてるのがつべに
あるので是非聞いて欲しいし、
ジョンウィック4作目、スピンオフの
ホテルコンチネンタルのドラマも
制作決定されたので、そちらも
是非見てみたい!
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