特売小説

サニー/32の特売小説のレビュー・感想・評価

サニー/32(2018年製作の映画)
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中盤、大粛正が行われる場面で「凶悪」越えを確信しましたけれども。

どこに転がるか展開が未知数の物語を、正体がばれてはいけない状況を強いられる事必至の性格破綻者による拉致監禁、というスリリングな設定で以て極上のドライブ感を載せて展開し。

そしてその到着地点として、週末ごとに引きこもる薄暗がりにて見詰める画面に暴力衝動や自己実現の願いを託すようなろくでなしを、乱暴に、救って癒す存在の誕生を描いてみせる訳ですからして。

これ、控え目に言っても弩素晴らしい大傑作なんじゃあないですかねえ。
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