あもすけ

サニー/32のあもすけのネタバレレビュー・内容・結末

サニー/32(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく引き込まれて、ものすごく入れ込んで観ていたところで、途中一気に我に返ってしまうような、弾き出されるような台詞があって、その違和感とか薄ら寒い感じが、その後の展開に繋がっているようでもありながら、どうしても噛み砕けないで嫌なままだった。
思い入れも愛も一方通行に各々の都合で放たれていて、それを一刀両断して導く能力を持つ者としてだとすると納得いかないのなら、彼女も同じように彼女の偏りとするならば、納得いかなさも自分の一方通行をぶつけてしまってるものとして、ありかもしれない。
どうしたら殺さずにすんだと思うか。その答えが、とても悲しいことで、でも本当だと思った。きっといつも他の可能性はあるのだろうけど、可能性を探ってばかり生きているのではなくて、そのときそのときが目の前の全部になってしまう。それでもギリギリ殺さずになるべくいられますように。
あと32のポーズが超キャッチーで、観ながら何度も真似してポーズとってしまった。
あもすけ

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