幕のリア

サニー/32の幕のリアのレビュー・感想・評価

サニー/32(2018年製作の映画)
1.4
新潮45廃刊。
知らぬ間に部数確保の為の右傾化、その行き過ぎに歯止めがかからなかったという悲しい結末。
その新潮45から刊行された傑作ノンフィクション「凶悪」には震え上がったものだ。

本作脚本家はその傑作を下らないイヤミス風に貶めた高橋某。
白石和彌も毎度エンタメ仕事のソツなさしか感じないが、本作の凝縮された下品な要素のオムニバス感と下らなさは恣意的なものだろうと思っておく。
不味いものも、たまには食べておいた方がいい。

白石和彌作品では、自由度の高かっただろうロマンポルノリブートの「牝猫たち」が最も好き。
やりたい事だけが仕事じゃない。
幕のリア

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