「茶番キタコレ!」
「凶悪」の白石和彌監督作品。「NGT48」の北原里英が映画初主演。白石和彌監督は好きだが、これはイマイチだった。粗筋とかはめっちゃ面白そうだし監督特有の毒もありまくるんだろうなあと期待したらコレだ。
前半はまだどうなっていくんだろうとか期待もあって見れたが、サニーが覚醒する時ぐらいからグダグダになってくる。主演の北原里英は頑張ってるんだが、あまりハマってるとも思えないし、それもあってか1人1人に公開説教してる場面とか劇中の動画見てるヤツが言ってたように茶番に見えた。
最後らへんとかやっつけ仕事みたいに人がバンバン死ぬし、ピエール瀧とリリー・フランキーの「凶悪」コンビもそれに比べると狂気が足りない。つか周りの奴らもイカれてるからどうしてもイカれ度が分散する。門脇麦が1番美味しいトコ持ってった感じ。
ラストも何ちょっと情的な描写入れてんだとガッカリ。白石監督だからあそこは遣る瀬無い感じで終わると思ったのにさあ。ホントこの題材ならもっともっとハッチャけれたハズ。期待外れだった。