わしかずまの中の人

さびしんぼうのわしかずまの中の人のレビュー・感想・評価

さびしんぼう(1985年製作の映画)
4.0

【あらすじ】
高校生のヒロキは、趣味のカメラで一人の少女をのぞいている。
ヒロキにとって憧れの存在であるその少女に、ヒロキは「さびしんぼう」と名付ける。
ある日、ヒロキが部屋でファインダーをのぞいていると、白塗りの少女が現れ、「さびしんぼう」と名乗るのであった。

【事前情報】
今作は、80年代に制作された大林監督の尾道三部作、
・転校生
・時をかける少女
・さびしんぼう
のうちの一作。
ちなみに90年代制作の新尾道三部作もあり、こちらは、
・ふたり
・あした
・あの、夏の日
となっている。

「さびしんぼう」とは、大林監督の造語で、広島弁で悪ガキを意味する「がんぼう」に対する女の子の呼び方として作ったそう。



👇以下、ネタバレ含みます👇
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【所感】
良く旅行で訪れる尾道。
大林監督の尾道三部作は名前は聞いたことあるんだけど、ちゃんと観たことないんだよなぁ、って思いながら今日まで過ごしていました😅
とういわけで、尾道出身で、尾道にゆかりのある作品を多く制作している大林監督の尾道三部作、「あ、この見たことある‼️」って感じで、ロケーションも含めて楽しめました👍
特に尾道水道と向島を結ぶフェリーなんかは、尾道らしいよね。
向島に美味しいチョコレート屋さん🍫があって、オススメです😌

白塗りのさびしんぼうは、ヒロキの母親・タツ子の高校時代の姿。
なんでも、タツ子が16才の時の写真が実体化したらしい😇
大林監督のトンデモ設定ファンタジー。
さびしんぼうのケツ叩いたら、タツ子が痛がるの草。

いかにもやんちゃな学生生活の描写も微笑ましい。
理科室のガスバーナーですき焼き作ってみたい☺️
ピンセットで肉掴むのも込みで。
しかしPTA会長の前で、オウムが「金○ブーラブラ」って、なんて古典的な。
「そういう金○に、私はなりたい」とは🤔
しかも福引で、特賞の金○出すとは、どんだけ金○好きよ。

登場人物では、おばあちゃんがツボ。
ひとりかるたしてるおばあちゃんとか、絶妙すぎるw
あとは野となれ山となれww
そして、ちょろっと出てくる樹木希林が若い‼️

【まとめ】
16、17歳の、うまく言葉にできない恋。
もう忘れちゃったなぁ、こんな思い。
ふと、ひとりになった時に寂しく感じることがあるけど、これがさひしんぼう⁉️