さびしんぼうの作品情報・感想・評価・動画配信

「さびしんぼう」に投稿された感想・評価

望遠カメラ視点で街全体を順繰りに紹介していくオープニングの箱庭感が好き。
前半の狂騒は時代独特の空気感があり好みがわかれそうだが、個人的にはバカバカしくて嫌いじゃない(オウムが歌うたぬきの金玉、スカートが脱げる英語女教師など)。
後半は詩情あふれる趣きでしみじみとするが、やはり全編を通して根底には監督特有の尋常じゃない感性(狂気)の流れを感じた(他作品に比べればだいぶ薄い)。
富田靖子はかわいい。
okimee

okimeeの感想・評価

4.0
富田靖子、きれい!横顔とか日本人離れしてるな。。(でもほとんど今と変わんないな!)
樹木希林と小林聡美、めっちゃええなぁ!
(母娘で頭から全身、着物・帯までもお揃い)

あのオルゴール素敵ー!ほしい!
でもラストカットに写るのはちょっと意味深すぎる。。ちょっとこわい。
本当に大人になれたのか?


「さ」という字が「び」という字をおんぶして、しんぼう、しんぼう、といっている。

「その人の喜びも悲しみも、みんな好きになれ。」
(これって、、めぞん一刻の五代くんじゃん‥‥ー)

「勉強しろ、勉強しろばっかりだよ」
「そう、素敵ね。」

ひとがひとを恋うるとき、
ひとは誰でもさびしんぼうになる。
尾道の景色が美しい
富田靖子が清廉でかわいい。
ショパンの別れの曲をバックに
物語りがすすみ、ノスタラジーを
感じさせる作品
大林宣彦監督尾道三部作、三作目

戦争三部作見た後に見ると、いやー大変に分かりやすい。ストーリーは明確、細かいギャグで笑わせてくれながら、ラストで緻密に配置された伏線が完璧に回収されていく。

正直に申しますと最初の方でさびしんぼうの正体は察しちゃったんだけど、その正体と百合子の関係が「横顔」という伏線から明らかになった時もう涙腺欠壊。

この作品はいわゆる箱庭映画。全てが初めから定められた結末へと運命的に向かい、最終的には収束していく。角度を変えてみると呪いのようにも見えるけど、また角度を変えると救いになってしまう。
叶わなかった思い、いつかすれ違ったあの人。結ばれることのなかった現実に、映画の中で運命をねじ曲げ再び出会う。
私のさびしんぼうは元気にしているだろうか。
MiYA

MiYAの感想・評価

3.5
富田靖子の美少女ぶりがとにかく眩しい。それほど可愛い彼女がなんで白塗り? 座敷わらし?と、この映画の世界観についていけない部分はあるのですが、しみじみとした哀愁が滲むラストシーン付近の感じが悪くないのです。主人公(尾美としのり)の初恋が終わる切なさも良いですし、彼が彼女に惹かれた理由がわかる、ちょっとしたオチもあります。

まぁでも、いろんな意味で本作の影の主役は藤田弓子だったというのは意外でしたね(彼女の下着姿を見たときの背徳感よ…)。
全体的に「どうってことない話」が繰り広げられ、特に尾美としのり周りの実にくだらないギャグとコメディの世界の(良い意味での)悪趣味さ。とにかく「キンタマ」ネタで引っ張りまくる潔さと狂気だけでも、本作が実に「変な映画」であることに強烈な潔さを感じる。

あまりにバカバカし過ぎるそのエピソードに中に散りばめられた、巧みな画面配置。全編に流れるショパンの「別れの曲」が示すように、死や喪失や、別れにまつわる物語だということがわかる。
出会った瞬間からいずれは、何らかの別れを示唆されつつ、それは「映画でしか味わえない時間」の有限さとも繋がっている。
同じように主人公の持つ「カメラ」や「カメラ越し」に映る風景や、それ故に「見えているもの」と「見えていないもの」の境界もまた意識される作りになっていて、まさしく「映画」でしか描けない時間の表現になっている。

またタイトルにある「さびしんぼう」に込められた喪失の時間の中で生きている者と、「過去の自分」を閉じ込めながら現在を生きている様、など。
とにかく入り組んだ時間の中で歪ながらも愛くるしく日々を生きている人物たちの描写はどこか、ペドロ・アルモドバルな雰囲気も持っている。

とにかく圧倒的な情報量とテーマ性に負けない巧みな物語構成に、感動した。
尾道のお寺の息子。高校の同級生、母親、父親、憧れの女子高校生。
牛猫

牛猫の感想・評価

3.2
向かいの女子校でピアノを弾く少女に恋をした男子高校生の青春を、ショパンの別れの曲に乗せて描いた話。

尾道の情緒溢れる風景と富田靖子の透明感。これだけでも観てよかったと思える映像の美しさだった。
物憂げな表情でショパンの別れの曲を弾いている富田靖子をうっかり見てしまったら、気になってしまうのも肯ける。

ただ前半のコメディ的なノリが合わなくて、なかなか入り込めなかった。
白塗りの富田靖子にもげんなりだし、学校の先生たちも頭のネジぶっとんでる感じだったし、PTAのおばさんも癖が強過ぎる。
樹木希林と小林聡美の母娘はコミカルで楽しかったけど、本当に友情出演程度の出番しかなくて残念。
思い切って正ヒロインの方の富田靖子との淡く切ない恋愛物語に舵を切っても良かった気もするけど、それはそれで普通すぎるのかな。この時代にどういうものが求められていたのか分からないけど、それにしても荒唐無稽すぎた。

ただ友達2人と理科室ですき焼きしたり、校長室で飼っているオウムに変な言葉を教えたり、いかにも青春な感じでノスタルジックだった。
それまでずっと木魚を叩くシーンしかなかった父親が、風呂場でさり気なく告げるアドバイスにも母親への愛情が感じられてジーンときた。
ピロ

ピロの感想・評価

4.0
2020.6.27
BS12 土曜洋画劇場録画。
4月に大林監督が亡くなり、
5月、コチラが放送ってニュースが。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ff4a9990b4d1fbec7aafb8f794ad8307bc76dd0
尾道三部作の完結編らしいこの作品、
実は知らなくて。
最近朝ドラにも出演してた富田さん出てるってこともあり録画しときました。

全体にセピア色っていいますか、コミカルだけどノスタルジーな作品。

ウィキったら富田さん一人四役って。二役じゃないの?
「懐かしくも悲しい初恋の物語である。」とも。
悲しかった?
富田さん演じる「さびしんぼう」見てたら、藤田さんも何だか可愛く見えて。
全編通して流れるショパンの「別れの曲」。
エンディングでは、「時をかける少女」の如く、富田さん歌います。

結局のところ、ラストはハッピーエンド?

小林聡美さんも出てたし、久々に「転校生」観たくなりました。
2020#34
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