尾道の情景とショパン「別れの曲」…。
もはやこの要素だけでノスタルジックさの極地だ。
幻なのか、れっきとした形ある存在なのか、母の青春時代の残像のような“さびしんぼう“の設定は、割りかしフワッとして…
男女の入れ替わりとかタイムリープと分かりやすい題材ではないので三部作のなかではいちばん地味な印象だったのが、初老を迎えてあらためて観るといちばん詩的で心に沁みる。
小林聡美の演技力の完成度。富田靖子…
あらためて、大林宣彦のセンスは尾道三部作にこそぴったりだったんだな、と思わされた。
どこか懐かしさを感じさせる画面も、遊び心満載の演出も、切なさに満ちた展開も、すべてがいい形で表現されている。
「転…
普段は口うるさい母親も、自分と同じせつない恋の思い出があるとわかり、母子が少し理解しあう、という話。
富田靖子の一人二役が可愛い。
彼女の家庭を見せない演出もよくて、映画を見た後の余韻が残る。
…
これもめっちゃええやん〜
子供が主役の映画で、ギャグ漫画かな?ってぐらい寒いギャグシーンが頻発するんやけど、それが気にならなくなっていって、ていうか普通に笑ってて、完全に2.5次元に引き込まれる感…
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