Ayakashd

ほえる犬は噛まないのAyakashdのレビュー・感想・評価

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)
3.6
ポン・ジュノ 映画祭完走。
終始変拍子で、いきなりテンポが変わる、妙で人を食ったような展開はこの頃から健在だったのね笑。
グロ描写はこれ以降の作品に比べれば皆無と言えるけど、あの暗示で観客に与えるショックはでかいだろう。いやー、わたしはニヤッとしてしまった。
そこはかとなく流れる構造的な無力感と、しぶとく生きていく普通の人たちの生命力は、パラサイトに通じるものがある。
それに、わたしがポン・ジュノ作品で好きなところは、因果律を採用しないところ。スッキリする結末なんて見向きもしないあたり。面白かった。
ペドゥナがまたいい。
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