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ダイ・ハード3のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ダイ・ハード3(1995年製作の映画)
4.7
ニューヨーク5番街のビルが、突如、爆破された。中央警察署のコッブ署長(ラリー・ブリッグマン)の元にサイモンと名乗る犯人から、妻ホリーと別れて乱れた生活が続く休職中のマクレーン刑事(ブルース・ウィリス)をハーレムの指定場所に寄越せ、と要求が入る。ハーレムでストリートギャングに囲まれたマクレーンは危ういところを家電修理店の店主ゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)に救われる。署に戻った2人は、犯人は大惨事を引き起こせる特殊な液体爆弾を盗んで使用していると知らされる。そこへサイモンから再び電話が入り、地下鉄の車両に爆薬を仕掛けたと告げた。クイズを出し続けるサイモンに振り回されながら、要求に従い急ぎ車を飛ばす2人。マクレーンは爆走する地下鉄に飛び乗り、必死で発見した爆弾を取り外し、線路に投げ捨てるが、車両は脱線してプラットフォームになだれ込んだ。パニックの現場に現れたFBI捜査官の話では、サイモンは凄腕の国際的テロリストで、爆弾のプロのタルゴとNYに潜伏していると言う。しかもサイモンは、かつて彼が葬ったハンス・グルーバーの兄で、復讐のためマクレーンの命を狙っているのではないかとも。サイモンは、今度はNY市内246校の小学校のどこかに強力な爆弾を仕掛けたと通告してきた。マクレーンたちはサイモンの送った新たな暗号を解き、学校を割り出すが、そこにはゼウスの甥が通っていた。学校には捜査陣が急行し、生徒たちの避難を進めた。一方、その頃、サイモンや女殺し屋カティヤ(サム・フィリップス)らテロ・グループは、地下鉄の爆破現場の解体工事にカモフラージュして、連邦準備銀行の地下深くを掘り進み、金塊強奪を企んでいた。サイモンの狙いは弟の復讐ではなかったのだ。敵の本当の目的に気づいたマクレーンは現場に向かって一味と交戦し、既に金塊を運び出したトラックを追跡する。マクレーンと追いついたゼウスは、金塊を積み込んだ貨物船に乗り込み、グループと死闘を繰り広げる。サイモンは2人を捕え、船に置き去りにして逃亡する。その頃、小学校の爆弾も無事に解除された。大爆破された船からからくも逃れたマクレーンは、爆破した金塊は偽物で、本物はカナダ国境付近に集められていることを突き止める。かくて捜査陣は現場を急襲、激しい銃撃戦の末にサイモン一味は倒された。
ブルース・ウィリス主演「ダイハード」シリーズ第3作。
今回の敵は、マクレーン刑事に「サイモン・セッズ」という命令&なぞなぞゲームを仕掛けるサイモン・グルーバー。マクレーン刑事とゼウスが、ニューヨーク中を駆けずり回りながら、「爆弾を解除するために、3ガロンと5ガロンの容器を使って4ガロンの水を入れろ」「1トンの液体爆弾を仕掛けた小学校は、第21代大統領に関係した名前だが、第21代大統領は誰か?」などのなぞなぞを解き命令をこなしながら犯人サイモンの意図を探ぐるスリリングなタイムリミットサスペンス、高速道路をカーチェイスしながらの銃撃戦などスケールアップしたド派手なアクション、マクレーン刑事とゼウスのぶつかりながら絶妙な相棒関係になっていくバディムービー色が強くなり、マクレーンが多量の水で吹っ飛ばされたり不死身度も上がり、シリーズ第1作に匹敵する面白さのアクション映画。
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