A

最初で最後のキスのAのレビュー・感想・評価

最初で最後のキス(2016年製作の映画)
4.2
構成としてはありがち
いわゆるはみ出し者の3人の高校生の友情
つまらなく退屈で最悪だった高校生活
夢見たいな運命で惹きつけられ、ポップな曲とともに踊り出す彼等が、永遠にそこにあって欲しかった
そう思うのは一瞬の夢
この映画は余りにも切ない結末を持ってきた

取り返しのつかない言葉
願っても決してやり直しの効かない人生
皮肉なことに、後悔と罪こそ彼等の中で永遠に消えることがないだろう
私たちはそんな現実という辛い世界にいて
死ぬまでそんな現実の中で生きるしかない
唯一救ってくれるのはきっと
彼等が“誰よりも輝いていた日々”だけだ
私たちはきっとその雑踏の中の小さな一瞬の煌めきを糧に生きていくべきなんだと思った
深く切ないイタリアから贈られたショートエッセイみたいな映画
A

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