最初で最後のキスの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「最初で最後のキス」に投稿された感想・評価

アサミ

アサミの感想・評価

3.8
はみ出し者の高校生3人の恋と青春を描くイタリア映画。よくある青春ストーリーかと思っていましたが、現代のマイノリティへの偏見やいじめなど、実は重いテーマを扱った作品でした。
監督が実際の「事件」を基にして原作を書き映画化したそうです。
傷ついた3人を見守る親や先生達大人のあり方はどうあるべきか。
多感な10代の思春期、わたしはどう生きていたのか、子供ができた時親としてどう向き合っていくのか、観終わった後深く考えさせられました。
sato4

sato4の感想・評価

3.9
青春の光。美男美女の三角関係とポップなヒット曲。そして、青春の影。もうお腹いっぱい。ラストのifが痛過ぎて心に染みる。共感できるところもできないところも含めて愛おしい作品だった。特に主演3人のキャスティングが良かったな。
人とちょっと違うことは、集団において致命的な要素になる。それが学生時代ならなおさらだ。どこの国も同じなんだな。
若い頃って誰でも色んな間違いをする。主役の三人だって、決して正しいばかりじゃない。それでも、その間違いが軌道修正出来るような社会が、教育が大切なんだと思わされた。こんな結末は悲しすぎる。
ロレンツォが魅力的。あんな強さ、私が学生の頃には持てなかった。

私は私であること、あなたはあなたであること。個人として尊重すること。こんな簡単なことが、どうしてこの世界では難しいんだろう。
へにし

へにしの感想・評価

5.0
つらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつ....

ウォールフラワーに似たような設定なのになんでこんなに辛いんだ....音楽ガンガンで始まって、new orderとblondieの好きな曲が連続できてニヤニヤしてたのに最後号泣してしまった....

むりつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいつらいこんなつらい青春映画...つらいよおおおおおお
touch

touchの感想・評価

4.0
"生きるため 勇敢になるために 生まれた"
* * *
一通の手紙が
ほんの些細な一言が
たった一度きりのキスが
あなたと私の関係を変えてしまう
.
爽やか、だけど苦しい。
田舎町で暮らすはみ出し者の若者たちの
不器用な青春の群像劇
憧れとしがらみ、自責と後悔からの決別
彼らが抱える光と影の悲喜交々を映し出す。
.
レディー・ガガの大ヒット曲『Born This Way』をはじめとする数々のヒットナンバーが場面を盛り上げる。
ドラマチックなボーイミーツガールを予感させるオープニングが特に良かった。
.
祝祭感のあるミュージカル仕立ての前半から、ほろ苦さを感じさせるサスペンス色の強いドラマの後半へと
物語は徐々にシフトしていく。
現実と空想(妄想)、過去と未来が交錯する脚本も見事だ。
.
平穏な日常はいとも容易く崩れ去る…
青春の痛さ、残酷さの澱を集めて放つような鮮烈のラスト。必見です。
鑑賞中ずっと、17,8歳の頃に引き戻されてた。キラッキラの三人の光と影。ポップで、踊って、笑顔で、めちゃくちゃ可愛かった。

恋や友情絡みで傷付いた子供に「そのうち忘れるわ」とか言う大人。実際ほんとその通りでしかないんだけど、多感で繊細なハートだと世界が終わったくらいの気持ちになれちゃうんだよね。厄介なことにね。

ロレンツォのアイコンはレディガガ。つまり彼はリトルモンスターズなので即親友!「Tシャツは洗わないで」だよ。ちょう可愛い。好きなものを好きと言い、着たい服を着て、好きな友達とつるんで、好きな人に好きだと伝える。それだけなのに、とても勇気がいることだったりする。そんなハードルをひょいっと越えられる人を、ものすごく脅威に感じて抑え込もうとする勢もいる。この辺のことは考え始めるとなかなか根深い。

ガガさんイタリア人意識高めだし、現地でスマッシュヒットした映画と関われて嬉しかったかもしれないなあ。どうなんかなあ。

テーマは普遍的なことで、特にここ二年くらいの流行りでもあるんだけど、思春期のあやうさを描く作品がとても好き。
ani

aniの感想・評価

3.6
最近よくあるLGBT青春恋愛映画(男2人女1人ということで『彼の見つめる先に』を思い出した)。胸キュンを求めて観たけどそこまでではなかった。結末はかなり衝撃的。
実はとても真面目で教育的な、重いテーマを扱った映画。子どもたちに関わる全ての大人と、ハイティーンになった子どもたちにしっかりと伝えたいメッセージ。

偏見やいじめに屈せず、想像力と妄想力ではね返す姿がとても素敵なフェルナンドとブルー。アントニオも、それぞれに闇を抱えて生きている。3人でいることが奇跡で、とってもハッピーだったはず…

いじめ、LGBT、マイノリティー、デートDVと、傷ついたこの子たちを見守る大人のあり方についても考えさせられたけど、それより何よりやはりこの映画は子どもたちに向けて作っているのかな、音楽の派手な使い方にそう感じさせられました。

アメリカで実際に起きたセクシャルマイノリティーに対する事件から監督自身が書いた原作の映画化とのこと。

楽しみながらも、監督からのメッセージをしっかりと受け取りたい映画です。

あ、でも基本的には痛快な青春映画ですよ✨
はるこ

はるこの感想・評価

4.7

このレビューはネタバレを含みます

結末を知った上では二度とは見たくない。けどもしこの映画の記憶だけがすっぽりなくなったらもう一回みたい。そんな映画です。

前半のキラキラ、ポップ、親友さえいれば無敵!感がほんと〜に良かった!画面がかわいいし音楽はノリノリで楽しいし笑顔あふれる。

ロレンツォが本当に良かった!ゲイだっていうことをあの偏見まみれの隠しもせずに生きていくことがどれだけ苦しいことか私には想像してもしきれません。彼は完全に強い人間なんじゃなくて、強く見せてる部分も大部分を占めてるんだなっていうところが年相応で良かった。例えば自分がみんなに愛されてる妄想をしたりだとか、そういう部分で彼の弱いところを見せてくれていたけど一番はやっぱり車内でなんで自分を養子にしたのかって聞いた部分だと思う。
両親がいつ亡くなったのかとかなんで施設に逆戻りしたのかとか劇中では分からないままだったけれど今までの人生の中で脆さを隠さざるを得なかったっていうこととそんなに愛されてなかったんだろうなってことはわかる。その上でロレンツォが人一倍愛を求めていたことも。自分をひたすらに守ってくれた新しい父親を見て、ロレンツォはこの人たちなら愛してくれると思って希望を抱いたりしたんだろうか。
偏見の中で生きていくのは辛いだろうに自分を隠してしまったりはせず、脆い部分だけを隠してしまうロレンツォの選択にものすごく胸が痛くなった。

ブルーは最初、えっほんま?まじで?と思ってたけど本当に股がゆるいわけじゃなくて、愛しい愛しい彼に愛されたかっただけなんだと知って彼氏へのヘイトが高まった。
完全にブルーの気持ちに漬け込んでて大切になんて一切してないし、それでもブルーは彼からの愛が欲しくて一生懸命で…健気すぎて見てて痛々しくなるような恋だと思った。

アントニオも偏見の中で生きてきたのだと思う。真偽の程はわからないものの知的障がい者だとされてて、留年してる学校ののけもの。三人組の中でも彼が一番何をするにも臆してて、無敵モードに入りきれてない、人の目をかなり気にするタイプなのかなと感じた。
この悲劇って、そもそもロレンツォのことを元から偏見の目で見てたから起こったことなんじゃないかとさえ思う。彼のお兄さんの話って、アントニオの心の底の声だと思って私は受け止めていたから、ロレンツォは苦手みたいな本音と、でも彼は友だちっていう建前が常にアントニオの中で争ってたんだと思った。
思春期ゆえの視野の狭さ、経験の浅さとそれに反しての思い込みの深さ。さらにプラスして偏見の怖さを突きつけられました。

最後に示されていた模範解答は彼らには難しすぎる。だからこそラストシーンはあまりに眩しくて涙が止まらなかったです。
ポップさと残酷さ
人生にもしも…は存在しないけど
この衝撃のきっかけが哀しすぎる


ロレンツォ役の彼は要注目