タカシ

ターミネーター ニュー・フェイトのタカシのレビュー・感想・評価

3.9
『サイバーダインという会社は実在する、スカイネットという会社も実在する』


近くの劇場では吹替版押しで何とかかんとか字幕版のスクリーンを探して観ましたよ。
とにかく「アイルビーバック」はシュワの生声じゃないとね。

T-800の表面の肉体が、シワや白髪ができるほど長い年月、どうやって維持され続けていたのかいまだに私にはよくわかっていない新作ターミネーター。

また(また?)新たな三部作の開幕編として、前作までの流れをぶったぎる、驚愕のプロローグでスタート。
最初の何分間か物語がよく飲み込めないまま、どんどん事態は進行していき、サラ・コナー登場でやっとドライブする感じ。
この辺りのもどかしい感じは、製作者側にしてみれば「してやったり」なんだろうけど、なかなかなドキドキタイムでしたよね。

アクションたっぷりロードムービー。
あきる要素はないはずなのに、なかなか気持ちが高ぶらないのはやっぱり今回も敵の造形の弱さ、ありきたりさ、ワンパターンさのせいだと思われます。
いっそさ、敵がキアヌ・リーブスとかさトム・ハーディとかにやってもらえればきっと最高だったと思わね?

また今回はほぼゲストスター扱いのシュワルツェネッガーも残念だった。
前の「新機動」の時、有無を言わさず三本作っちゃえば良かったんだよ。

本編のラストはあんなだし、シュワはもう出ないとか言ってるそうだし、そもそも本作あまりヒットしなかったそうだし…次どうする?作る?

私の斜め後ろの席の客がずうっと上映中咳をしていて最後の方は鼻水まですすってやんの。他の観客の観賞を邪魔した罰だよ。

まあ私は頑張って字幕版観ましたからね、シュワのアイルビーバックもバッチリ…え…え…あそう…
劇場(2D字幕版)にて。19.11.15
2019#051
タカシ

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