MitsuhiroTani

山猫は眠らない7 狙撃手の血統のMitsuhiroTaniのレビュー・感想・評価

3.5
山猫シリーズ。テレビの録画分を観賞。
そもそもこの山猫物は、我らがトム ベレンジャー演じる主人公トーマス ベケットのワンショット ワンキルが売りで、ビリー・ゼイン演じる優秀だが鼻持ちならない元SWATの新人リチャード・ミラーとのコンビが売りだった気がするが、シリーズの中で世代交代が進み、
主人公はチャド・マイケル・コリンズ演じる息子ブランドンに、その上官(?)がリチャード・ミラーとなっている。
こういう展開の場合、父親の技術はDNAを通じて引き継がれ、その魂は今や上官のミラーを通じて伝えられるのが常套手段だが、
本シリーズでは父親も健在。そのせいか、なんとなくほのぼのとした部分もあって、やや締まりが無い気がするが、人によってはそれも魅力に映るだろう。舞台が都会や街中に広がり、スナイパーアクションとしては演出がモダナイズされており、その点は魅力上昇。銃弾の描写が初期より雑になっている気がするが。南米・麻薬と戦う相手に悩む現代に相応しく、警察と軍の境界線が曖昧なところでの傭兵的な役割が、戦う動機としてはよかった。
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